狐笛のかなた

夕暮れの枯野を
火色の毛皮を光らせて駆ける子狐は
ふしぎな娘に出会った。
<あわい>に生まれ、使い魔として生きる野火。
<聞き耳>の力を受け継いでしまった小夜。
そして、森陰の屋敷に幽閉されている少年小春丸。
彼らは、隣り合うふたつの国の、
過去の因縁と呪いの渦に巻き込まれて行く。・・・・・・・・・・・・
帯びより。

管理人コメント
上橋菜穂子先生の作品です。
切ないけれど、純愛の物語です。
表紙、白井弓子先生の画なのですが、本当に綺麗です。
本当に、本当に胸がギュッとなります。
湯来ノ国と有路ノ国の
私が、上橋菜穂子先生の作品に出会ったのは小学校6年の時だと思います。
「精霊の守り人」が初めてだったと思います。
いつか「守り人シリーズ」も紹介しようと思っています。
是非読んでネw
精霊の木

環境破壊で地球に住めなくなった人類は、さまざまな星へ移住した。
少年ヤマノシンの住むナイラせいも
人類が移り住んでから二百年をむかえようとしていた。
ところがシンの従妹のリシアが突然、
滅びたと伝えられているナイラ星の民「ロシュナール」の
<時の夢見師>の力にめざめてしまう。

『―そのころ、わたしは毎晩ふしぎな夢を見ていた。
過去へ、過去へとはるかに時をさかのぼってたどっていく夢を。
それは、<時の夢見師>としてわたしをめざめさせ、
わたしの祖先がなぜ異世界からここへ旅立ったのかを思いだせとつげる、
精霊たちの、時空をこえたメッセージだったのだ。
そして、私たちは旅立った。
追っ手からのがれ、精霊の木をさがすいのちがけの旅に・・・・・・』
銀河暦二四八二年
帯・リシアの回想記より

管理人コメント
上橋菜穂子先生のデビュー作です。
1989年に刊行された作品ですが、私が読んだのは版を改めた方です。
何て言うか・・・とても奥が深く、
今の時代だからこそ!の作品だと思いました。
良く説明出来ません;すみません。


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